洛南保育園は、1948年9月1日にキリスト教会の活動として保育園が始まりました。 以来75年余り、この間に保育園を巣立った子どもたちは2000名を超え、第1回卒園性は80歳になり、3世代にわたって卒園生が巣立っています。
京都駅周辺は変貌してきました。70年前は、子どもたちで溢れていた町が、都市化の中でホテルが立ち並び、過疎化された空間を形成しています。洛南保育園は、地域の中にあって「オアシス」のような働きができればと願っています。子育ての支援センターとして、親と保育士とが助け合い、一つとなって、幼子の成長を見守る「場」です。
幼子は愛という「潤い」を受けて豊かに実り、私たち親も希望という「潤い」を受けて羽ばたくのです。そんな「子育てひろば」ができればと願っています。
園長 井上勇一
8時30分~17時の間で8時間まで
7時15分~18時15分の間で就労時間によって利用できる時間が決まります。
時間の変更は京都市への届け出が必要です。
『保育短時間』7時15分~8時半
17時~19時15分
『保育標準時間』18時15分~19時15分
(土曜日はありません)
時間外保育を希望する場合は園との契約が必要になります。別途利用料が発生します。
★土曜日保育を希望の時は、木曜日までに届を提出して下さい。(電話での受け付けはしません)
洛南保育園は、宗教法人日本キリスト教団洛南教会の公益事業として開始されました。キリスト教保育を実践したいと願い、「一人一人の個性を大切にする」こと、「人と人との関係を育む思いやりを大切にする」ことを目標として保育に取り組んできました。
開設当初1948年ごろ、東九条一帯は、戦前朝鮮半島から来て、定住した在日コリアン家族や日本人家族があふれていました。教会は、保育園と一つとなって「共生の場」と願いながら活動をしてきました。そんな中、最近は在住外国籍の子ども達が通い、異文化を共有し大切にしながら、共生を願い、保育に取り組んでいます。
もうひとつ大切にしたい保育は、「小さきもの」が保育の真ん中にいる保育です。平等という言葉がありますが、「小さい者」が平等に生きるには、保育の場の真ん中にいて、みんなで支え合うことで成り立っていくと考えています。
これら「保育をする」志をもって、みなさまと協力し、共に生きる保育の場をつくっていきたいと願っています。
遊ぶこと、食べること、寝ることは、子どもが成長する上で、生活の基本です。生活の基本が確立されることが、子どもの心身の成長を促し、個として自立性を促すと考えます。保育に関わる者は、その子どもが健康に成長することを支援していく立場にあって、子ども自身が自ら”愛されている”ことを意識できるような絆を大切にしています。
子どもたちの世界は「親と子」という関係から始まり、さらには「家族と子」という関係、「友と友」という関係へと成長し、最終的には「子と社会」を目指します。保育は、子どもの成長を促す人間社会のすべての関係を作る基本的な生活の場所です。人として、精神的な成長にとって大切にすべき点は「他者を思いやる心」です。
安心して自らを表現することができる子どもは、自らの自立性と自主性を豊かに確立していきます。それにより、子どもたちは他者に配慮し、他者を大切にすることを学ぶことができます。子どもの自由と尊厳を大事にし、活かす保育を実践していきます。